節電の味方、「こたつ」の電気代は1時間〇円：節電テック（2/2 ページ）

今回のトピックは「こたつ」。日本が世界に誇る暖房器具は節電という意味でもかなりの優等生です。

[ITmedia]

「こたつ」の電気代は1日〇円

　こたつの電力消費はヒーターの種類と大きさによって変わりますが、中でも消費電力が大きめといわれるハロゲンヒーターでも1時間あたり約180Whです。電気代を現在の31円／kWhに換算すると1時間あたり5.58円となります。

　この数字は、国内のこたつ用ヒーターで約8割のシェアを持つメトロ電気工業（愛知県安城市）が「MHU-601E」という機種で5時間計測し、平均値を算出したものです（出典はメトロ電気工業のWebサイト）。

電気代は現在の31円／kWhに換算すると1時間あたり5.58円になる（メトロ電気工業のWebサイトより）

　暖房器具の中でもトップクラスの安さの理由は、使い方を考えると納得できると思います。エアコンやオイルヒーターといった暖房器具は「部屋全体を暖める」のに対し、こたつは非常に限られた「足下の空間のみ」。しかも布団で熱を閉じ込めるため無駄な電力消費を省けます。

　メトロ電気工業は、こたつ利用時の効率を上げるコツとして「こたつの下にカーペットを敷いたり、厚手の掛け布団を使ったりすると、熱が外に逃げるのを防ぎ、保温効果がぐっと高まる」としています。

　もちろん、こたつだけで冬を越すことは難しいと思いますが、例えばエアコンの温度設定を低めにして、こたつを併用するなど使い方次第で節電の幅が広がります。