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室温20℃、体感温度も20℃にするには湿度〇%必要だった節電テック(2/2 ページ)

今回のトピックは「湿度」です。加湿器などで湿度を上げると体感温度が上がることは知られていますが、「ウォームビズ」推奨の室温20℃で体感温度も20度にするにはどのくらい湿度が必要なのでしょうか?

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 室温20度の時、例えば湿度30%では体感温度は18.8℃と低めです。人によっては肌寒いと感じるかもしれません。体感温度も20℃にするには湿度を57%まで上げる必要がありました。人が快適に感じる湿度は40〜60%といわれているのでちょうどいいと思います。


「ke!san」による計算結果

 湿度を上げ、体感気温が上がるとエアコンの設定温度を下げて節電できます。もちろん減らした消費電力以上に加湿器が電気を食ってしまうと電気代は上がってしまいますが、湿度は洗濯物の部屋干しをしたり、食卓で鍋を囲んだりしても上げられます。

 ただし鍋には注意も必要。大手空調メーカーのダイキン工業が2014年に実施した実験によると、鍋を約1時間加熱すると湿度70〜80%まで上昇し、窓には水滴が落ちるほどの結露が発生したそうです。


5分間の窓開け換気により30分後には湿度50%台に下がった模様(出典はダイキン工業のWebサイト)

連載:節電テック

節電に関するテクノロジーとテクニックをデータを添えて紹介する連載。クイズ形式になったり、内容がアナログになったりもします。

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