相次ぐアニメの放送延期、「久保さん」「あやかしトライアングル」も 3日連続の発表に驚きの声
22日から24日にかけて放送中のアニメ3作品の延期が相次いで発表され、ファンの間で驚きの声が広がっている。
アニメの放送延期が相次いでいる。1月22日から24日にかけて放送中のアニメ3作品の延期が発表され、ファンの間で驚きの声が広がっている。
22日には「NieR:Automata Ver1.1a」の製作委員会が4話以降の放送延期を発表した。28日以降は1話から3話を再放送するという。
23日には「あやかしトライアングル」5話以降の放送延期が決まった。2月6日以降は1〜4話の再放送とし、5話以降の予定は近日中に公表する。
24日には「久保さんは僕を許さない」の7話以降の放送延期が明らかに。今期の再開は期待できない模様で、4〜6月期に改めて第1話から放送するとしている。
NieR:Automataは延期の理由を「中国における新型コロナウイルス感染拡大の影響」と説明。他の2作品は中国とは書いていないが、やはり「感染拡大の影響」としている。
アニメ制作の下請けに中国企業が多いことは知られているため、SNSでも「中国はコロナ(感染)多いようだから仕方ない」といった声が多く聞かれた。中には「中国に頼った結果」「スケジュールに無理がある」といった辛口な意見、実は感染拡大より「春節の影響ではないか」といぶかしむ声もあった。
コロナ禍以降、アニメの放送延期は頻発している。2022年には東映アニメが外部からの不正アクセスを受け「デリシャスパーティプリキュア」「ONE PIECE」など複数の作品の放送予定に影響を受けた他、「ゴールデンカムイ」はメインスタッフの急逝により放送を延期せざるを得なくなっている。
中国の感染拡大が注目を集めたのは「異世界おじさん」からだった。もともと7〜9月期に放送していた同作品は、放送延期後に10〜12月のアニメとして再スタート。しかし終盤になって再度の放送延期を発表し、最終話(13話)は未放送のままとなっている。
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