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北海道電力も3割超の値上げ申請 家庭向け電気料金
北海道電力は26日、家庭向け電気料金(規制料金)を6月から平均で32.17%値上げするため認可申請を行ったと発表した。自由料金についても6月から電気料金単価の値上げを行う。
北海道電力は1月26日、家庭向け電気料金(規制料金)を6月から平均で32.17%値上げするため認可申請を行ったと発表した。また自由料金についても6月から電気料金単価の値上げを行うとしている。
4月に始まる新しい託送料金制度に基づく料金の値上げ分の2.7%を加えると値上げ幅は34.87%。最も一般的な「従量電灯B」プランの場合、北海道電力のいう平均的な家庭(30A、230kWh)で現在の8862円から1万1700円に値上がりする。東京電力などと同じ260kWhで試算すると1万3098円となる。
電力各社は燃料価格の高騰と円安などにより財務体質が急速に悪化。北海道電力も2022年8月以降は燃料費調整額が上限に達し、電力の供給コストが収入を上回る状態が続いているという。
北海道電力は値上げについて「経営の健全化を図り、燃料の安定的な調達や電力設備の保全にしっかり対応することで安定供給を継続するため」と説明、利用者の理解を求めた。
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