「Slack」と「Teams」で発送手続き、ヤマト運輸が宅急便で新機能
ヤマト運輸は1月30日、ビジネス利用の宅急便において、発送手続きをSlackとMicrosoft Teams上で行える機能を提供すると発表した。配送費用は手続き時に自動で計上され、後日企業に請求するため、個人での立て替えが不要になるという。
ヤマト運輸は1月30日、ビジネス利用の宅急便において、発送手続きをSlackとMicrosoft Teams上で行える機能を提供すると発表した。配送費用は手続き時に自動で計上され、後日企業に請求するため、個人での立て替えが不要になるという。
それぞれのツール上で同機能を立ち上げ、配送先などの情報を入力すると専用QRコードを発行。荷物を最寄りの発送場所に持ち込み、QRコードを提示するだけで発送が完了する。発送先は、ヤマト運輸の営業所以外に、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」、コンビニなどが対応する。
Slack用のアプリについては、さくらインターネットが2021年10月から社内利用していたものを外部に公開する。また、Teams向けは電通グループ各社にて導入サポートを実施する。提供日は、Slack向けが2月8日を予定。Teams向けは2月15日からとしているが、実証実験として一部企業に限定して提供する。
Slack向けの場合、荷物1つにつき110円のアプリ利用料が発生する。60サイズの荷物を持ち込んだ場合の利用料金例は、913円の配送費にアプリ利用料110円が加わり、そこから持ち込み割引として110円が引かれる形となる。また、Slack向けでは集荷と匿名配送も利用可能。Teams向けは近日提供予定という(匿名配送を希望する場合は55円が別途掛かる)。
同社によると、テレワークの普及など、オフィス以外の場所から荷物を発送する機会が増える一方で、「手元に送り状がない」「経費の立て替えが必要」などの課題があったという。同社は、今回の機能に先駆け、2022年5月から「LINE WORKS」向けに同様の機能を提供している。
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