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新型「MacBook Pro」先行レビュー M1 Proと比べてわかったM2 Proの“真の実力”(3/3 ページ)
「Apple Silicon」と呼ばれる自社設計プロセッサーを使うApple。Macでもその方針になってから、2年半近く経過しようとしているが、新たに登場したのが「M2 Pro」「M2 Max」を搭載したMacBook Proである。M2 Proを搭載したMacBook Proを先行レビューする
発熱などは相変わらず優秀、価格の高さの判断が課題
そして重要なのは、そうした使い方をしても「発熱が従来モデルと大差ない」「バッテリー動作時間も変わった印象がない」「バッテリーで動作させてもパフォーマンスがあまり落ちない」ということだ。インテルやAMDの最新CPUもかなり消費電力が下がってきたが、まだ「最高性能ではないがほとんどのクリエイターやゲーマーが満足できるパワーレンジ」に限定すると、Appleシリコンに一日の長がある、と感じる。
全体として割高なマシンではあるのだが、それだけの完成度はある。
ただ、この価格でM1 ProやMaxのモデルを持っている人が即座に買い替えるべき性能か、というと、そこは微妙だろう。逆に言えばそのくらい、M1 Pro/Maxのモデルは今も快適なのだ。
まだインテルCPU世代のMacを使っている人や、Windowsからの買い替え・買い足しの場合には、M2 Proベースのモデルを選ぶべきかと思う。
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