レビュー
「M2 Pro」を授かった新「Mac mini」をチェック 気になるM2とのパフォーマンス差は?(2/4 ページ)
2月3日に新型「Mac mini」が発売される。先行してM2 Proを搭載した試用機を借りれたので、旧モデルレビューをお届けしよう。
8万4800円の最廉価MacとしてのMac miniも性能は十分
M2 Proを実際に使用してみる前に、一番廉価なM2搭載のMac miniの説明もしておこう。
こちらは、8万4800円からという低価格が魅力(ちなみにUSでは599ドルから)。9万2800円に値上げされていたM1 Mac miniより少し下がったのが嬉しい。
先に述べたようにポートが少ないなどの問題はあるが、もっとも安いMacとしての値打ちは大きい。
Mac mini登場当初のコンセプト通り、Windowsユーザーが手持ちのディスプレイやキーボードを活かしながら初めて体験するMacとしても良いだろう。
外見形状、背面のポートなどについてもM1搭載Mac miniとまったく変わらない。
M2チップはM1に対して、CPU性能において約20%向上している。またベンチマークなどには出にくい部分だが、ニューラルエンジンも大きく性能向上している。
さらに、大きな違いとして専用のメディアエンジンが搭載されているので、映像を扱う能力はベンチマーク以上に向上している。メディアエンジンとはProResの処理などを行うことに特化された回路で、多数の8K ProRes映像などをハンドリングする時に大きな力を発揮する。つまりは、ビデオ編集を行ったりするなら、M1よりM2の方がかなりお勧め……というわけだ。
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