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パンクしないタイヤを小型EVに 出光とブリヂストンが実証実験

出光興産とブリヂストンは8日、空気を充填する必要のないタイヤ「エアフリーコンセプト」の実用化に向け、超小型EVに装着する実証実験を始めると発表した。

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 出光興産(東京都千代田区)とブリヂストン(東京都中央区)は2月8日、空気を充填しないタイヤ「エアフリーコンセプト」の実用化に向けた実証実験を始めると発表した。超小型EVに装着して実際に運用する。


「エアフリーコンセプト」を装着した超小型EV

 出光興産の千葉事業所で運用する構内移動用の超小型EVにエアフリーコンセプトを装着し、メンテナンス性などを検証する。将来的に出光興産が開発に携わっている超小型EVに採用することも視野に入れている。

 出光興産は「エアフリーコンセプトは地球環境に配慮されており、当社のビジョンと親和性が高い。またノーパンクタイヤ(非空気入りタイヤ)は車両停止リスクの減少に貢献し、利用者にとって価値向上が期待できる」としている。

 エアフリーコンセプトはブリヂストンが2013年に発表した第2世代の“非空気入りタイヤ”。側面の特殊な形状のスポークで荷重を支え、衝撃を吸収する構造で、パンクの心配がいらず、空気圧の管理といったメンテナンスも不要になる。スポーク部分は樹脂製のためリサイクルも容易だという。


エアフリーコンセプトは側面の特殊な形状のスポークで荷重を支え、衝撃を吸収する構造

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