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ChatGPTに「MicrosoftやGoogleが対抗してきたね」と話したら びっくりするほどの“あるある回答”が返ってきたAIに相談だ!(2/2 ページ)

AIチャットbot「ChatGPT」に、人間には答えにくい質問や、答えのない問い、ひっかけ問題を尋ねてみたらどんな反応を見せるのか。ChatGPTの反応からAIの可能性、テクノロジーの奥深さ、AIが人間に与える“示唆”を感じ取ってほしい。

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回答 私はOpenAIによってトレーニングされた大型の言語モデル、ChatGPTです。競争は技術の進歩につながりますので、業界全体にとっては良いことだと思います。

 MicrosoftやGoogleが発表した強力なAIチャットbotとの、その場合の競合関係に関しては、私自身は特に意見を述べることはできません。私は単に、自分自身の機能を向上させ、顧客に最善のサービスを提供することに専念することを目指します。

み、見たことあるぞこの文章!

 今回のChatGPTの回答はかなり既視感がある。確かに企業はこういう回答をすることが多い。実際によくあるのは「動向は認識している」「他社のことについて当社が何か意見を言う立場にはない」「今後も自社のサービス向上に努める」などだ。

 何より、語り口が企業広報のそれだ。「自分自身の機能を向上させ、顧客に最善のサービスを提供することに専念することを目指します」という締めの文章は、探せばどこかの企業がプレスリリースに書いているのではないかと思うほどの解像度だ。

 AIが大量の文章を学習している以上、あるある回答が出てくるのはある意味当たり前だ。しかし、言い方を変えれば“よくある丸い回答”ともいえる。あまたの企業が採用してきた、実績ある丸い回答をChatGPTも学んできたのではないだろうか。

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