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ChatGPTに「納品直前に急な仕様変更が来た……」と相談したら AIに“丸い”回答を考えてもらってストレス減(2/2 ページ)
AIチャットbot「ChatGPT」に、人間には答えにくい質問や、答えのない問い、ひっかけ問題を尋ねてみたらどんな反応を見せるのか。ChatGPTの反応からAIの可能性、テクノロジーの奥深さ、AIが人間に与える“示唆”を感じ取ってほしい。
回答 以下は、仕様変更を受け取った際に、クライアントと円滑なコミュニケーションを行うために使える例文です。
仕様変更の受け入れとその影響について説明する場合
- 「お知らせいただき、ありがとうございます。変更内容を確認し、プロジェクトの進捗状況にどのような影響があるかを検討したいと思います。そのためにもう少し時間が必要です」
- 「変更内容については承知しました。プロジェクトの進行に影響がある場合、その詳細を共有させていただきたいと思います」
- 「仕様変更により、納期や予算などに影響がある可能性があります。そのためにもう少し詳細を確認したいと思います」
クライアントに選択肢を提示する場合
- 「変更内容には追加の作業が必要であり、納期に間に合わない可能性があります。そのため、納期の延長をご検討いただくか、変更内容を見直していただくことを提案させていただきます」
- 「変更内容により、追加の予算が必要となる可能性があります。現在の予算で対応することは難しいかもしれませんが、予算調整や仕様の見直しなどの方法があります。ご相談いただければと思います」
- 「変更内容について、ご要望を最大限に取り入れることができるよう、クライアントとの共同作業を進めたいと思います。ご検討いただいた上で、プロジェクトの継続についてどう思われますか?」
とても助かる例文集だ
今回ChatGPTが提示してきた例文は、角が立たないというよりは丁寧に事実ベースで説明するというスタンスに見える。こういう文章を作るのが苦手な人にはありがたい例文集だ。
全体的にどちらかというと追加作業を受け入れる方向性が強いように感じるのが不安だが、後半の「選択肢を提示する」というのは、いわゆる「ダブルバインド法」のようだ。
「AとBどっちを選ぶ?」と聞かれれば、回答をAかBに縛れるという手法で、AもBも自分に都合のいいように調整すれば高確率で自分の意見を通せるというものだ。今回のケースではあまりこちらに都合がいい要素はないのがマイナスポイントか。
プログラミングやプロジェクトマネジメントが上手な人でも、角の立たないコミュニケーションが得意とは限らない。コミュニケーションが苦手な人、他人を怒らせがちな人は、その部分をAIに“外注”するのもいいかもしれない。意図的に指示しない限り、AIはけんか腰のせりふを生成しない傾向にある。
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