つかんで打鍵する変態キーボード「GrabShell」登場 「寝ながら開発打ち合わせができる」
dotBravoは24日、変形させると寝ながらでもタイプ(打鍵)できる全く新しい形状のキーボード「GrabShell」を発表した。エンジニアやeスポーツプレイヤーに向けて販売する。
顔認証体温計などを手掛けるdotBravo(静岡県富士市)は2月24日、変形させると寝ながらでもタイプ(打鍵)できる全く新しい形状のキーボード「GrabShell」を発表した。エンジニアやeスポーツプレイヤーに向けて5万4800円で販売する。7月までのプレオーダー期間は4万1100円となる(数量限定)。
本体が3ピースに分かれ、中央のピースにはジョイスティックやトラックボールを搭載した。両サイドにはハンドストラップを設け、折りたたんだ状態で両手をストラップに通すとキーボード全体を“つかんで”打鍵できる仕組み。
dotBravoは「昨今、Nrealなどグラス型の端末が登場している。目の前に画面があるのに、わざわざキーボードを机の上に置く必要はない」と指摘。「寝ながら開発打ち合わせを行いたい」「ARグラスで寝転がったままオンラインゲームがしたい」といった欲望を満たすために開発したとしている。
ただし打鍵には慣れが必要なため、タイピングを練習するWebアプリを提供する。またGrabShellはキーマップ設定を変更できるプログラマブルキーボードでもあり、自分好みのカスタマイズも可能。複数のキーを使ったショートカットやマクロ機能も割り当てられる。
dotBravoによると、これまでに米国や中国でテストマーケティングを行い、とくに米国ではリリース後30分でおよそ1000台が売れるなど好評だったため国内販売に踏み切ったという。製品は6月から順次発送する。
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