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山善、冷凍ペットボトル使う「水冷服」を強化 保冷シート搭載で冷たさ長持ち
山善は1日、内部に張り巡らせたチューブの水で体を冷やす「水冷服」の新製品を発表した。3月上旬から販売する。
家電メーカーの山善(大阪市西区)は3月1日、内部に張り巡らせたチューブの水で体を冷やす「水冷服」の新製品を発表した。3月上旬から直販サイト「山善ビズコム」や全国のホームセンターなどで販売する。直販価格は1万5800円。
凍らせたペットボトルで冷やした水を電動ポンプの力でチューブに送り込む水冷服。新たにペットボトル収納部に保冷シート(アルミ張り)を設け、冷たさが3.5時間まで持続するようになった。より厚い保冷シートで4時間まで冷たさが続く「プロ仕様」(1万9800円)もある。
この他、服の中に張り巡らせたチューブの配置を変更して太い血管がある脇の下を効率的に冷やせるようにした他、背中にはクッション材を設けて着心地を改善した。
ポンプを動かすリチウムバッテリーは長時間使用のための間欠運転に対応する。容量は5200mAhで、充電時間は5V/2AのACアダプター使用時で約2時間半。充電ケーブルは付属するが、ACアダプターは別売となっている。
山善は熱中症対策商品としてファン付きウェアを18年に発売したが、酷暑になると熱風を取り込むことになる難点があった。そこで22年4月に水冷服を投入。建築・物流業向けのプロ仕様と一般向けの2タイプを発売し、2カ月で計1万5000着を売り上げたという。今年は2タイプ合計で6万着の販売を見込む。
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