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電気や水がいらない移動式住宅、無印良品が実証実験
MUJI HOUSEは、電気やガス、水道といったインフラに依存しない移動式の住宅を作る実証実験「ゼロ・プロジェクト」を発表した。年内に実証実験を始める。
「無印良品」を展開する良品計画グループのMUJI HOUSE(東京都豊島区)は、電気やガス、水道といったインフラに依存しない移動式の住宅を作る実証実験「ゼロ・プロジェクト」を3月に始める。年内に実証実験を始める。
太陽光発電や廃棄物発電などエネルギーを自ら生成する仕組みを備え、効率的に利用することで生活に必要なエネルギーコストを実質ゼロ──将来的にはマイナスを目指すプロジェクト。家を移動式とすることで自然災害のリスクも回避する。
持続可能な新しい社会システムの実現を目指すU3イノベーションズ(東京都港区)、屋根一体型の太陽光パネルを開発販売するモノクローム(東京都中央区)と連携し、3月中にプロトタイプ(試作ハウス)を開発する。9月から実証実験を始め、12月には一般から参加者を募集する考えだ。
U3イノベーションズは蓄電池や水処理システム、バイオトイレを備えた住環境の検証施設「オフグリッド・リビングラボ八ヶ岳」(山梨県北杜市)を運営しており、そこで得られた知見をプロジェクトに提供する。
MUJI HOUSEは2000年にムジ・ネットとして設立。03年から「無印良品の家」を展開し、19年までに282棟の販売実績がある。04年には木造住宅専業メーカーのエヌ・シー・エヌが資本参加した。
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