ニュース
「丸ノ内線」を自動運転に 東京メトロ、25年度から実証試験
東京メトロは24日、地下鉄「丸ノ内線」で自動運転の実証試験を行うと発表した。4月から試験の準備を進め、2025年度から営業運転が終了した後に実証試験を行う。
東京地下鉄(東京メトロ)は3月24日、地下鉄「丸ノ内線」で自動運転の実証試験を行うと発表した。4月から試験の準備を進め、2025年度から営業運転が終了した後に実証試験を行う。
車掌が先頭車両に乗務し、非常時には緊急停止操作などを行う「GoA2.5」(添乗員付き自動運転)と呼ばれる自動化レベルを検証する。「車掌が先頭車両に乗務することにより、通常の車掌業務に加え、緊急停止の処置や駅間での急病人の発生など緊急事態に対しても従来通り適切に対応していく」(東京メトロ)。
丸ノ内線は10年を超えるワンマン運転の運行実績があり、24年度には無線式列車制御システム(CBTC)を導入する計画。その技術を生かし自動運転の実用化を目指す。
CBTCは列車と地上装置が無線通信で連携し、先行列車の位置などから後続列車が走行できる位置を算出、速度を制御するシステム。東京メトロは22年11月から丸ノ内線の四ッ谷駅ー荻窪駅間で走行試験を行っており、24年度中の営業運転開始を目指している。
関連記事
- 1割引きの「オフピーク定期券」、JR東日本が23年3月発売
JR東日本は27日、現行の定期券に比べ運賃を約10%値下げした「オフピーク定期券」を2023年3月18日に発売すると発表した。通勤電車の混雑緩和や利用の平準化を目指す。 - JR東の鉄道運転シミュレーター、正式版配信へ 11月15日から 東海道線など3路線収録
JR東日本は、実際に運転士が訓練で使う業務用の鉄道運転シミュレーターを基にしたゲームで、早期アクセス版として提供していた「JR 東日本トレインシミュレータ」の正式版の配信を始めると発表した。配信日は11月15日、価格は2980円。 - Switch向けにPC-8801やMSXのゲームを配信へ D4エンタープライズの新プロジェクト
D4エンタープライズは24日、「プロジェクトEGG for Switch(仮)」の開発を始めたと発表した。Nintendo Switch向けにPC-8801やPC-9801、MSXなどのレトロゲームを配信する。 - 電気代、5月請求分から480円ほど値下げに 「再エネ賦課金」の減額で
毎月の電気代に上乗せされている再エネ賦課金が4月使用分から2円ほど下がる見通しに。5月以降の電気料金は一般的な家庭では480円ほど下がることになる。 - WBC優勝の号外配布で大混乱 スマホで読める「電子号外」へのシフト進むか
日本が世界一を奪還した「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」(以下WBC)。スポーツ紙を含む多くの新聞が号外を出し各地で大混雑が起こった。一方で今回は「電子号外」をうたうデジタル版も増えていた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.