ゲームの祭典「E3 2023」は開催せず──公式発表
毎夏恒例だったゲームの祭典「E3」が今年も開催されないことになった。運営団体のESAがツイートで発表した。Microsoftや任天堂が不参加と報じられていた。
ゲーム関連の年次大規模カンファレンス「E3 2023」の開催は、リアルでもオンラインでも中止すると、運営団体であるESA(Entertainment Software Association)が3月30日(米国時間)、公式Twitterアカウントで発表した。
E3 2023は、6月13日から16日にロサンゼルスのコンベンションセンターで開催する予定だった。本稿執筆現在、公式サイトにはまだ中止することが反映されていない。
ESAとこのイベントを共催することになっていた米ReedPopは米IGNなどに対し「E3に関心を持つ企業が、プレイ可能なデモを準備できなかったり、リソースの課題により、この夏のE3に参加できなくなったことを理解している」という声明文を送った。声明文では、ESAとReedPopが将来のE3イベントで引き続き協力するとしている。
E3 2023は、2019年以来初のリアルイベントになる予定だった。2020年は新型コロナの拡大で中止、2021年はデジタル開催、2022年はハイブリッド開催の予定だったが、中止された。
IGNは1月、Microsoft、任天堂、ソニーがE3に参加しないと報じた。その後、Ubisoft、セガ、Tencentも参加しないと報じた。
Microsoftは6月11日に単独のゲームイベント「Xbox Games Showcase」を開催するとツイートした。Ubisoftは翌12日にゲームイベント「Ubisoft Forward」を開催する予定だ。
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