ニュース
公取委、AdobeのFigma買収について意見募集 どんな影響があるか情報求める
公正取引委員会が、米Adobeと米Figmaの統合について意見募集を始めた。映像制作ツールの開発販売を手掛けるAdobeとデザインツールを提供するFigmaの統合が日本における競争にどのような影響を与えるか、情報や意見を求める。
公正取引委員会は4月10日、米Adobeと米Figmaの統合について意見募集を始めた。映像制作ツールの開発販売を手掛けるAdobeとデザインツールを提供するFigmaの統合が日本における競争にどのような影響を与えるか、情報や意見を求める。
意見は郵送またはメールで受け付ける。募集期間は5月9日午後6時まで。宛先は公正取引委員会事務総局経済取引局企業結合課。
Adobeは2022年9月にFigmaを200億ドル(約2.6兆円)で買収すると発表。AdobeはFigmaのツールに似たツールとして「Adobe XD」を販売していたが、23年1月までに単体販売を終了した。2製品のすみ分けについては「何も決まっていない」(Adobe)としている。
関連記事
- Adobe、Figmaを約2.9兆円で買収へ デザインコラボツール大手
米Adobeは9月15日(現地時間)、デザインコラボレーションツール大手のFigmaを200億ドル(約2.9兆円)で買収したと発表した。2023年内に買収を完了する予定としている。 - 「FigmaはAdobeに統合される?」 Figma CEOに直撃、2.9兆円の買収提案に乗ったワケ
9月15日に発表された、Adobeによる「Figma」の買収には、多くの方が驚いたのではないだろうか。一方で、Figmaユーザーの間では、買収がどのような影響を与えるのか心配する声も多い。今回の買収の背景と同社の今後について、同社CEOのディラン・フィールド氏に聞いた。 - 「Adobe XD」単体販売を終了、サポート継続へ Figmaとのすみ分けは「何も決まっていない」
アドビが、同社のプロトタイピングツール「Adobe XD」の単体販売を終了したことが1月24日までに分かった。ただし、「Creative Cloud」コンプリートプランには引き続き提供されており、契約すれば新規でのインストールも可能だ。 - Figma Japan責任者に聞く、これからのユーザーコミュニティー戦略 日本展開から1年、今後の戦い方は
日本展開のスタートから1年が経過したFigma。国内展開を加速する中、ユーザーコミュニティーも重要視していくという。今後の方針を日本法人の責任者に聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.