ニュース
フィットネス向けクラウド「hacomono」、約38億円調達 研究開発や人材採用に投資
フィットネス業界向けクラウドサービスを手掛けるhacomonoが38億5000万円を調達。資金はサービス提供に活用するハードウェアの研究開発や人材採用に充てるという。
フィットネス業界向けクラウドサービスを手掛けるhacomono(東京都渋谷区)は4月19日、ベンチャーキャピタルなどから38億5000万円を調達したと発表した。資金はサービス提供に活用するハードウェアの研究開発や人材採用、新規事業への投資に充てる。
サイバーエージェント傘下のベンチャーキャピタル・Cygames Capitalや、楽天グループの楽天ベンチャーズなど10社から調達。これにより、hacomonoの累計資金調達額は64億5000万円になった。
hacomonoは2013年設立。スポーツジムやスイミングスクール、サウナ施設など向けに、利用予約やオンラインレッスンの配信、入退室管理やIoTデバイスを併用した電子施錠の管理といった機能をまとめたクラウドサービス「hacomono」を提供している。同社によれば2023年4月時点で導入店舗数は約3000店舗で、解約率は0.5%以下という。
関連記事
- “SaaSバブル崩壊”でも54億円調達、京都のスタートアップが実現できたワケ 経営陣に裏側を聞いた
2月に54億円の調達を発表した京都のスタートアップ・Baseconnect。”SaaSバブル崩壊”が叫ばれる中で、調達に成功した理由は。経営陣に聞いた。 - LayerXが55億円調達 三井物産から社外取締役
LayerXが、三井物産やベンチャーキャピタルなどから55億円の資金を調達。資金は開発や営業活動、マーケティングの強化に加え、新規事業の創出に充てるという。 - 「本当はもっと大型の資金調達を予定していた」 45億円集めたoVice経営層が明かすファイナンスの裏側 “SaaSバブル崩壊”の影響は
8月に45億円の資金調達を果たしたoVice。しかし経営陣によれば、本来はもっと大型の調達を見込んでいたという。規模縮小の背景には“SaaSバブル崩壊”と国際情勢の影響があった。調達までの道のりをCEOとCFOが振り返る。 - バブルはもう終わり? SaaSスタートアップがいま知りたい資金調達の基礎知識 新局面の戦い方は
拡大が続くSaaS市場。今から参入したいスタートアップが、資金調達する上で気を付けるべき点とは。ヤプリCFOへの取材から探る。 - 日本初、“返済義務あり”スタートアップ専門の独立系ファンド マネフォ子会社などが設立 事業への干渉は原則なし
マネーフォワード子会社などがスタートアップのみを対象にした独立系ファンドを立ち上げた。日本で主流のエクイティ型(株式を発行して資金調達する方式)ではなく、資金の返済義務がある代わりに、原則として出資者が事業に干渉しない「デット型」を採用した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.