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ジェネレーティブAI 日本の消費者は「歓迎」だがマーケ担当者は「慎重」 米国は逆
ジェネレーティブAIについて、日本の消費者の期待値は高いが、マーケティング担当者は利用にやや消極的というアドビの調査結果。
ジェネレーティブAIについて、日本の消費者の期待値は高いが、マーケティング担当者は利用にやや消極的――そんな調査結果を、アドビが4月20日に発表した。
日本の消費者は、米国の消費者よりジェネレーティブAIを歓迎している一方で、マーケティング担当者で比較すると、米国のほうが利用に積極的、という結果だ。
デジタルエコノミーやAIの影響を、日米含む14か国・1万3000人の消費者と4250人のマーケティング/CX専門家を対象に調査した。
ジェネレーティブAIについて「ミラクル」「役に立つ」とポジティブに答えた消費者は、日本が75%だったのに対して、米国は43%と半数に届かなかった。
一方で、日米のマーケティング担当者に、ジェネレーティブAIで生成されたコンテンツを利用するか聞いたところ、「積極的に使用する」は日本が31%、米国が64%、「他の大手企業が使った場合のみ使用する」は日本が29%、米国が17%――と、逆転した。
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