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NEC、「デジタルヒューマン協議会」設立 社会実装の加速目指す
NECは25日、AIと3D CGなどを組み合わせたAIアバター、デジタルヒューマンの社会実装を目指す「デジタルヒューマン協議会」を設立すると発表した。
NECは4月25日、AIと3D CGなどを組み合わせたAIアバター、デジタルヒューマンの社会実装を目指す「デジタルヒューマン協議会」を設立すると発表した。半年後をめどにデジタルヒューマンに関するホワイトペーパーを発表するとしている。
参加企業はデジタルヒューマン(兵庫県芦屋市)、東武トップツアーズ(東京都墨田区)、小学館集英社プロダクション(東京都千代田区)、セブン銀行(東京都千代田区)、SENSY(東京都渋谷区)、PRISM(東京都品川区)など。関連する事業者を中心に広く参加を呼び掛ける。
NECは「業界の横断的なコミュニケーションは産業発展のきっかけになる」と説明。多言語音声に対応したインタラクティブなデジタル施設案内や24時間365日稼働するWeb上のデジタルコールセンターなど幅広い用途での活用を目指す。
デジタルヒューマンは高精細3D CGやモーションキャプチャー、音声合成AIなどの技術を組み合わせ、人の姿から振る舞い、声までを再現するというもの。2019年末のNHK紅白歌合戦に出場した「AI美空ひばり」など故人を再現するケースが注目を集めたが、現在ではデジタル空間において人の代替となる労働力として様々な活用が検討されている。
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