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小学館で情報漏えいか 取締役が偽不在通知SMSにだまされパスワード入力
小学館が、同社取締役の社用スマートフォンから302人分の個人情報が漏えいした可能性があるとして謝罪した。宅配業者からの不在通知を装ったSMSメッセージを本物だと思い、アカウント情報を入力したところ、スマホ内の情報に不正アクセスされたとしている。
小学館は4月25日、取締役が使う会社支給のスマートフォンから、302人分の個人情報が漏えいした可能性があると発表した。宅配業者からの不在通知を装ったSMSメッセージを本物だと思い、アカウント情報を入力したところ、スマホ内の情報に不正アクセスされたとしている。
漏えいした可能性があるのは、スマホに登録していた連絡先の氏名や電話番号、メールアドレス、住所、所属企業名など。情報の悪用など二次被害は確認していない。読者や同社の会員サービス「小学館ID」に関する情報は漏えいしていないという。
個人情報保護委員会や警察には相談済み。情報セキュリティ部門が引き続き状況の調査を行う。再発防止策として、全社に向けてアカウントの適切な管理や個人情報の取り扱いについて指導を徹底するとしている。
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