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Apple初の「緊急セキュリティ対応」、iPhoneやiPad、Macユーザーはアップデートを
米Apple初の「緊急セキュリティ対応」を、iOS、iPadOS、macOS向けに公開した。アップデートには重要なセキュリティ修正が含まれているという。
米Appleは5月1日(現地時間)、iPhone用アップデート「iOSセキュリティ対応 16.4.1(a)」の配布を開始した。同社初の「緊急セキュリティ対応」となり、アップデートには重要なセキュリティ修正が含まれているという。同社は、iPadOS、macOSにも同様のアップデートを公開。「すべてのユーザーに推奨」としている。
緊急セキュリティは、「WWDC 2022」で発表されたもので、機能としては初の実装となる。ソフトウェアアップデートよりも早く、セキュリティに関する改善を図るもので、例えば、SafariやWebKitフレームワークスタック、その他の重要なシステムライブラリに対する改善などが含まれている他、脆弱性を悪用されかねない状況であったり、被害が報告されている問題に対処するものとしている。
デフォルトではアップデートが自動的に適用されるようになっており、緊急セキュリティ対応が適用されると、ソフトウェアのバージョン番号のあとに文字(今回は『a』)が表示される。また、自動アップデートをオフにするなど適用しない場合でも、後日提供するソフトウェアアップデートに盛り込んで配信するという。
なお、緊急セキュリティの内容自体について、Appleのセキュリティアップデートに関するサイトにはまだ掲載されておらず、詳細は不明だ。
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