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映画「スーパーマリオ」見てきたマンガ家の感想は? 「細かい批判は野暮ってもんよ!」サダタローのゆるっとマンガ劇場(1/5 ページ)

映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が日本でも公開。初日に見てきたマンガ家のサダタローさんは大絶賛です。一体何が良かったのでしょうか。

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 任天堂の大人気ゲームを題材にした映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が世界興行収入10億ドル(約1370億円)を突破しました。マリオのゲームが世界的に有名であるとはいえ、日本発の題材で日本企業が制作に関わった作品が全世界で人気というのはうれしいこと。そんな映画がついに日本でも公開されたので、ボクも初日に見に行ってきました。


映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」©2023 Nintendo and Universal Studios

 3DCGで表現されたマリオやルイージたちは映画独自の設定やキャラ付けはされているものの違和感はほとんどなく、その見た目や動きも相まって、まさにゲームでのイメージ通り。任天堂のゲームで見知ったステージをふんだんに取り入れた世界観、ゲームミュージックをアレンジしたBGM、いたるところに散りばめられた小ネタなど、徹底的にマリオの世界を表現することに注力しています。マリオのゲームをプレイした人なら一瞬でその世界に引きずり込まれるでしょう。

 一方、海外の映画サイトなどでは評論家による「中身がない」といった低評価コメントが目立ち、一般客との温度差が話題になっていました。確かにボクも今作のストーリーは驚くほどシンプルで意外性はないと感じましたし、他にも細かい不満はあります。ただ、マリオの世界をこれほどまで完璧に作り出してボクたちを楽しませてくれた映画に対し、その手の批判は野暮だと思うのです。

 シンプルということは老若男女問わず理解しやすいということ。意外性がないということは王道のストーリーということ。今作はゲームを知っている人なら「これぞマリオ!」と手を叩き、ゲームを知らない人も楽しめる映画に仕上がっています。

 そんなマリオ映画の魅力、マンガではより詳しく語っています。残りのゴールデンウィーク、予定がまだ空いている方は是非ご覧ください。

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