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ドコモも「副回線サービス」、通信障害などでauに“避難”できるように
NTTドコモは、デュアルSIMでKDDIの回線が利用できる「副回線サービス」を、6月1日から提供する。価格は月500MBのプランが月額429円、法人専用の1GBプランは月額550円。
NTTドコモは5月9日、デュアルSIMでKDDIの回線が利用できる「副回線サービス」を発表した。価格は月500MBのプランが月額429円、法人専用の1GBプランは月額550円。5月11日午前10時より受付を開始し、6月1日から提供予定としている(法人プランは6月以降を予定)。
副回線サービスは、ソフトバンクがKDDI回線、KDDIはソフトバンク回線を使用する形で先行して発表しており、ドコモも2社に続く。容量のラインアップや価格については3社とも同じで、ドコモのeSIM対応モデルで利用できる。
429円のプランは送受信最大300kbps、550円のプランは最大1Mbpsで通信可能。両プランともKDDIの4G LTE回線を使い、音声通話は30秒22円、SMS送信は1回3.3円、事務手数料が3850円かかるとしている。
契約対象プランは、ahamo含む5G、Xiの音声通話に対応した全料金プラン。なお、データ量の追加購入やくりこしには対応しておらず、データ容量を超えた場合は、通信速度が最大128kbpsに制限される。
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