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引っ越しで“オンライン転出”は使った? マイナカード所持者の利用率は20%以下 使わない理由は「なんとなく」
エイチームが、マイナンバーカードを持ち「オンライン転出・転入予約」を知っている人の中で、実際に利用したことがある人が約18%にとどまるとの調査結果を発表した。「利用しない理由」の回答として最も多かったのは「特に理由はない」だった。
エイチームは5月16日、マイナンバーカードを持ち、「オンライン転出・転入予約」を知っている人の中で、実際に利用したことがある人が約18%にとどまるとの調査結果を発表した。「利用しない理由」の回答として最も多かったのは「特に理由はない」だった。
オンライン転出・転入予約は転出届をオンラインで提出できる制度のこと。カード所有者のうち、制度を知っていた人は42%。そのうち、実際に利用したことがある人は42%(カード所有者の約18%)だった。利用者に使用感について聞いたところ、88%は「便利になったと感じた」と回答したという。
利用しなかった58%の人にその理由を尋ねたところ、最も多かった回答は「特に理由はない」の32%。他にも「忙しくて忘れていた」「メリットを感じない」「操作方法が分からなかった」「パスワードを忘れ操作ができなかった」などの回答があった。
オンライン転出・転入予約を利用しなかった人と制度を知らなかった人に、次回以降の引っ越しで利用したいか尋ねたところ、「利用したいと思う」と答えた人が68%に上った。
調査は3月10日から4月26日にかけて引っ越しをした人を対象に実施。4340件の回答が集まった。
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