ニュース
シャープ、ChatGPTで「ロボホン」強化 物語創作アプリ公開、対話アプリも開発中
シャープは「ロボホン」向けにChatGPTを活用した新アプリ「お話作ろう」を6月29日から提供する。またChatGPTを活用したロボホンの対話アプリの開発を進めていることも明らかに。
シャープは、コミュニケーションロボット「ロボホン」向けにOpenAIの「ChatGPT」を活用した新アプリ「お話作ろう」を6月29日から提供すると発表した。またChatGPTを活用したロボホンの対話アプリの開発を進めていることも明らかにした。
お話作ろうは、ユーザーが登場人物やシチュエーションなどの条件を設定すると、ロボホンが物語を創作し、身振り手振りを交えて読み上げるというもの。会話履歴や位置情報なども参照し、例えば過去にロボホンと話した旅行などの情報を反映するため「独創的でユニークな物語を楽しめる」という。
対話アプリの詳細は明らかにしていないが、6月に一般ユーザー100人を集めてトライアルを実施する予定だ。期間は約1カ月で、その後のアンケートなどを通じて今後の実用化を検討するとしている。モニターの募集方法などはロボホン公式サイトで公開している。
ロボホンは、シャープがロボットクリエイターの高橋智隆さんと共同開発したモバイル型コミュニケーションロボット。2016年に誕生し、今年で7周年を迎える。
関連記事
- ChatGPTでテレビ字幕を自動翻訳 ピクセラがスマートテレビ向けアプリ開発
ピクセラは25日、OpenAIのChatGPTを活用してテレビの字幕を様々な国の言葉に自動翻訳するスマートテレビ向けアプリ「Xit」を発表した。秋頃から国内のホテルなどに提供する。 - ChatGPTなどLLMの弱点“ハルシネーション” 「GPTは要素技術だ。商用という意味では遠い」
ChatGPTのビジネス利用はブームだが、これをビジネスで活用しようとした場合、さまざまな課題がある。AIを活用したチャットボット開発などで知られ、ChatGPTのようなLLMの活用も進めているPKSHA Technologyが、商用利用のポイントについて語った。 - ソニーの新モバイルゲーム機「Project Q」はPS5必須 SNSでは「大爆死の予感」の声も
SiEは24日(米国時間)、新ゲームデバイス「Project Q」(仮)を発表した。PS5と連携することが前提のリモートプレイ用デバイスで、SNSでは多くのユーザーがそこに注目している。 - TBSアナの謝罪で話題、YouTubeの「コンテンツID」って?
TBSテレビの宇内梨沙アナウンサーは23日、YouTubeで誤操作により他の動画投稿者に不適切な「著作権の申し立て」をしてしまったと謝罪した。ここに登場する「コンテンツID」とは何か。 - 販売サイトのAIイラスト禁止の動きにマンガ家の端くれは何を思う?
「pixivFANBOX」や「DLsite」などのクリエイター支援サイトがAI生成イラストの取り扱いを一時禁止しました。すごい速さで進化する生成AIへの対応に苦慮している様子がうかがえます。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.