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“AIグラビア”販売の集英社 生成AI活用方針を聞いた 「適法の範囲でやっている」

集英社・週刊プレイボーイが発売した“AIグラビア”写真集「生まれたて。」はネット上でさまざまな議論を呼んでいる。権利関係について編集部に聞いたところ「適法の範囲内でやっている」との回答が得られた。

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 集英社・週刊プレイボーイが5月29日に発売した“AIグラビア”写真集「生まれたて。」はネット上でさまざまな議論を呼んでいる。その一つが権利関係だ。権利的にクリアなAIを使っているのか、集英社としてAI生成物の販売についてどのような方針を持っているのかを同社に聞いた。

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 「生まれたて。」はAIで生成した実写風画像をまとめたグラビア写真集。電子書籍として499円で販売している。「オトコの理想をギュギュッと詰め込んだ夢のような存在を、限りなくリアルに再現した」(集英社)というモデルの名前は「さつきあい」。公式Twitterアカウントもあり、仕事用の連絡先としてメールアドレスも公開している。

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「さつきあい」の設定

 Twitterなどでは、AI生成画像でグラビア写真集を作ることの是非や、使用するAIの権利面、それを販売することについて疑問視する声などが見られた。

 週刊プレイボーイ編集部に「生まれたて。」で使ったAIや権利面について質問したところ「個別の雑誌について言えることはない」との回答があった。

 一方、編集部全体の方針について尋ねたところ「基本的に法務部に確認しながら適法の範囲内でやっている」との答えが得られた。使うAIの権利関係についても法務部に確認しているという。

 なお、解答したのは週刊プレイボーイ編集部で、集英社広報部は個別の雑誌などについては編集部に直接確認するよう案内するにとどまった。

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