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デジ庁がイラスト素材を無料配布へ マイナカードのイメージなど Web・アプリ開発で活用OK
デジタル庁が、Webサイトやアプリケーションの開発で利用できるデザイン素材を無料配布する。行政手続きに関するイラストやアイコンなどを、6月中に公開する予定。
デジタル庁は6月12日、Webサイトやアプリケーションの開発で利用できるイラスト素材を無料配布すると発表した。月内に、行政手続きに関するアイコンなどを公開する予定。
「地方自治体、府省庁、民間企業が誰でも利用できる素材を配布することで、別々の機関が同じものを制作したり、検討する時間を省く」(デジタル庁)という。アイコンなどを共通化し、ユーザーが一目で理解しやすいデザインを広げることにもつなげる。
まずは「行政手続の種類、中身を伝える」「オンライン行政手続で頻出するマイナンバーカードの使い方を表す」ようなイラスト・アイコンなどを配布。実際に使う自治体や企業の声を踏まえて順次拡充するという。
素材のライセンスは「CC BY 4.0」。クレジットを表記すれば営利目的で利用できる。素材はデザインツール「Figma」上で公開予定。
デジタル庁は2022年11月から、Web・アプリデザインの指針をまとめた「デザインシステム」も公開している。こちらでは、デジタル庁が提供するサービス・アプリで使う色・フォントをまとめた「スタイル」、ボタンなどの仕様をまとめた「コンポーネント」、個人情報を入力する欄などのサンプルUIをまとめた「テンプレート」などを掲載している。
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