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コンビニ証明書誤交付問題、システム点検完了 「安心してお使いいただけます」と河野大臣
富士通Japanのコンビニ証明書交付サービスで、他人の住民票が発行されるなどの問題が多発していた件で、システム点検が完了した。
マイナンバーカードを使ってコンビニで各種証明書を交付するサービスで、他人の住民票が発行されるなどの問題が多発していた件について、サービス提供元・富士通Japanによるシステム点検が、6月20日までに完了した。
対象は123団体。河野太郎デジタル大臣は「(点検が完了したので)安心してお使いいただけます」とTwitterで述べている。
富士通Japanのコンビニ証明書交付サービスをめぐっては、別人の住民票の写しを交付したり、抹消済みの印鑑登録証明書を誤交付したりといったトラブルが相次いでいた。
これを受け、河野大臣は富士通Japanにシステムの一時停止し、再点検を行うよう要請していた。
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