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メジャーリーグ、新人発掘にUplift LabsのAI採用 2台のiPhoneで撮影したデータを解析
MLB(メジャーリーグ)は新人発掘にUplift LabsのAIツールを採用する。Uplift Captureは、2台のiPhoneで撮影した選手の動画をAIで解析するツール。Upliftは元Tesla Japanの社長、樺山資正氏が共同創業した。
米MLB(メジャーリーグ)が次のドラフトから、米新興企業Uplift LabsのAIツールを採用すると、米Wall Street Journalが6月27日(現地時間)に報じ、Upliftがこれをツイートした。
Uplift Labsの「Uplift Capture」は、三脚で立てた2台のiPhoneで撮影した選手の動きの動画をAIで解析し、動きの要素を定量化可能な指標に変換する。データから、選手の長所や短所を検出し、怪我の可能性も予測できるという。
Uplift Labsは、米Apple、米Teslaの幹部を歴任した樺山資正氏が2017年にパロアルトで共同創業した新興企業。共同創業者のジョナサン・ウィルスCTOは画像認識企業を立ち上げ、それを米GoProに売却し、同社立ち上げに参加した。米カーネギーメロン大学で機械学習の博士号を取得したラーフル・ラジャン氏が主任研究員を務める。
Uplift Captureは選手の運動能力を解析するだけでなく、「早期の怪我警告検出機能もある。例えば、腕が広がりすぎると肘に過度な負担がかかる可能性があり、残念ながらトミー・ジョン手術につながる可能性があると分る」と樺山氏はWaal Street Journalに語った。
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