ポケモンGOと連携する「Campfire」、全トレーナーに開放 レイドに便利なソーシャルアプリ
「ポケモンGO」を運営する米Nianticは28日、ゲームと連携するソーシャルアプリ「Campfire」を全ユーザーに開放したと発表しました。レイドに便利な機能がたくさんあります。
スマートフォンゲーム「ポケモンGO」を運営する米Nianticは6月28日、ゲームと連携するソーシャルアプリ「Campfire」を全ユーザーに開放したと発表しました。このアプリ、2022年から一部ユーザーに提供していましたが(招待制)、今後はアプリをダウンロードすれば誰でも利用できます。
分類上はソーシャルアプリとなるCampfireですが、ポケモンGOのレイド仲間を探すための機能が充実しています。例えば現在行われているレイドバトルを見つけたり、自分が参加したいレイドをフレンドに知らせたり、フレンド以外のトレーナーとグループを作ったり。順に紹介しましょう。
これまでレイドがどこで行われているかはポケモンGOのゲーム画面に表示されている範囲しか分かりませんでした。しかし、Campfireのマップ画面なら、移動して日本全国のみならず、世界中でその時行われているレイドを確認できます。
マップ内ではレイドが進行中のジムはレイドボスのポケモンが表示され、卵の場合はタップすると開始時刻などが確認できます。例えば帰宅前に自宅付近で発生しているレイドの残り時間を確認したり、旅行の前にどこにジムがあるか下調べしたりできるでしょう。
レイド情報の右端にある、折れ曲がった矢印のアイコンをタップすると「Google Map」など地図アプリが起動して現在地からの経路検索が行えますし、その左にある共有アイコンをタップすればフレンドにレイドの情報をダイレクトメッセージとして送信できます。
当然、フレンドもCampfireをスマホに入れている必要はありますが、フレンドにテキストチャットでメッセージを送ってレイドに誘えます。例えばポケモンGOのフレンドでもメールアドレスやLINEといったプライベートな連絡先までは交換していない人もいるはず。Campfireなら、そうした人達と直接コンタクトが取れます。
レイドに参加意思表明
レイドに挑戦したいけれど、1人では難しそうだし参加できるフレンドもいない。そんな時は、お目当てのジム面でチャット画面を開き「フレアを点灯」します。これは他のユーザーに自分がレイドに参加する意思を示すもので、それを見た他のユーザーが来てくれるかもしれません。
ただしフレアを点灯するにはジムから1km以内にいなければなりません。フレアは1回15分間有効。1度に1つのジムにしか点灯できないといった制約もあります。
今回追加された「レイドグループ」は、ジム周辺にいる他のトレーナーを検索し、最大6人のグループを作ってレイドに挑戦する機能です。自分がホストとなって他の人を募るか、参加者としてグループを探すかを選べます。
ホストとなる場合はジムの近くにいる必要があります。Campfireの「レイドグループ」→「レイドに招待する」をタップ。近所のレイドバトル一覧が表示されるので、お目当てのレイドを選択して「招待を開始」します。
参加希望者が見つかるとマッチングできると表示されフレンド追加を促されます。フレンドになったところでレイドバトルがスタート。グループ内ではチャットによる意思疎通も可能です。
一方、参加者としてレイドに挑戦する場合は遠隔地からでも参加できます。Campfireの「レイドグループ」→「レイドに参加する どこからでも」をタップ。参加者募集中のレイドグループとマッチングすると「参加のリクエストを送る」のメッセージが出るのでそれをタップ。ホストがリクエストを受け入れたらレイド開始です(リモートレイドパスが消費されます)。
Campfireは、世界中のトレーナーと直接コミュニケーションがとれるアプリです。紹介した機能の他にもユーザーが集まるコミュニティに参加したり、捕まえたポケモンを報告(投稿)したりと多くの機能があるので、フレンドを作りたい、他のトレーナーとつながりたい人には便利に使えるのではないでしょうか。
もちろんフレンド以外のメッセージを遮断したり、フレア通知をフレンドに限定したりする設定もあります。またCampfireのアカウントはポケモンGOのアカウントと紐付けられているため、常識のない言動をした人はゲームアカウントごとBANされる可能性もあり。そういった意味で、通常のSNSよりはハードルが低いかもしれません。
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