ソニー銀行は7月4日、ブロックチェーンを活用した「デジタル証券」(セキュリティトークン)を募集すると発表した。セキュリティトークンの発行は国内銀行初という。
有価証券(セキュリティ)をトークン化しブロックチェーン上に乗せたもので、大規模な資産に小口・少額から投資でき、個人の投資機会拡大につながるとしている。
ソニー銀行が保有する、投資用マンションローン債権などを裏付けにした信託受益権「合同運用指定金銭信託受益権」(三井住友信託銀行が組成・発行)をデジタル証券化。Securitize Japanが提供するプライベート型ブロックチェーン基盤を活用する。
発行総額は1億円で、1口10万円(10口まで)で購入できる。運用期間は1年で、予定配当率は0.30%(税引き前)。
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