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英語が苦手でも世界へ羽ばたける? 自分の声で“セルフ吹き替え”してくれるアプリがすごかった小寺信良の「プロフェッショナル×DX」(2/3 ページ)

先日、Twitterに流れてきた情報から知ることになったアプリ、「Captions」を試してみたところ、今後は多くのコンテンツがワールド化するかもしれないという手応えを感じた。現時点で確認できるCaptionsのインパクトと、これがもたらす将来の可能性を考えてみる。

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 Captionsの目玉は、Translate機能だ。しゃべっている言語で日本語を選択し、通訳する言語に英語を選択、キャプションと音声にチェックを付けて、「Autodub to English」ボタンをタップすると、動画がクラウドへ送られ、変換が始まる。


目玉機能のTranslate機能

 1分ほど待っていると、結果が降りてくる。どのような結果になるのかは、実際に動画を見ていただこう。前半がオリジナルの動画、後半がCaptionsのTranslate機能でAutodubした結果である。

オリジナル動画と、Captionsでオーバーダブした動画

 日本語から英語に翻訳して字幕を付けてくれるだけではない。音声も筆者の声そのままで、英語をしゃべっているかのように「アフレコ」してくれるのである。従来合成ボイスで翻訳をしゃべってくれるツールはあったが、オリジナルの本人の声でしゃべってくれるというのは画期的である。

 翻訳の結果で間が空いているのは、英語がかなり早口で、時間的に短くなってしまうようだ。翻訳内容については、もう少し込みいった専門的な内容だとどうなるのかはテストしていないが、この程度の話であれば概ね正しく訳されているように思える。

 アプリ内では、字幕の修正やボイスオーバーのタイミング調整ができる。ただ修正できるとはいっても、一度翻訳してしまうとオリジナルの音声が参照できないので、なかなか難しいところだ。やはり細かい使い勝手の面では、MacOS版に期待したいところである。


字幕の文章は編集できる

 現在Captionsでは、Discord上でベータテスターのチャットを解説しているが、そこの情報によれば、現時点ではMac版ベータのアクセスコードは発行を停止している。8月か9月頃に再開の予定となっている。


Mac版ベータはアクセスコードによる招待制

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