Appleは「何年も前から生成AIを研究している」 クックCEOが米CNBCのインタビューで語る
米Appleが発表した2023年度第3四半期決算に関して、米CNBCがティム・クックCEOへのインタビューを実施。そこで、Appleは何年も前から生成系AIに取り組んできたと語ったと伝えている。
米Appleが発表した2023年度第3四半期決算に関して、米CNBCがティム・クックCEOへのインタビューを実施。そこで、Appleは何年も前から生成系AIに取り組んできたと語ったと伝えている。
今期のAppleの決算発表から大きく抜け落ちているテーマのひとつが人工知能で、他のテック企業は、ChatGPTのようなチャットAIや、同様の技術を販売することについて語ることが多い。しかし、Appleは製品を提供する企業であり、クラウドコンピューティングのようなツールを手掛けていないことから、生成AIについてあまり語ることはなかった。
クックCEOは、「われわれはAIとML(マシンラーニング)を基本的なコアテクノロジーと捉えている。そしてそれらは事実上、我々が作る全ての製品に組み込まれている」と語り、「研究ベースでは、生成系AIを含むAIと機械学習の研究を何年も行ってきた」と付け加えたようだ。
また、クックCEOはVision Proに関して「WWDC23」で一部の招待メディアが体験したようなデモを、Apple Storeの店舗でも体験できるよう計画していると語っている。
その他、米国におけるスマートフォン市場に関して、クックCEOは「厳しい状況にある」とコメント。iPadの減速も、600ドルのiPad Airをアップデートした前と後とを比較するのは難しいと説明したという。
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