田舎町はハイラル王国だった? 操作感ティアキンの夏休み満喫ゲー「なつもん!」にマンガ家が没頭:サダタローのゆるっとマンガ劇場(1/5 ページ)
小学生の夏休みを追体験できるSwitch用ソフト「なつもん!20世紀の夏休み」が販売中です。「ぼくのなつやすみ」シリーズを作った綾部和さんの新作ですが、中身はちょっと……いやかなり違いました。
今年もお盆休みに突入し、8月の半分近くが終了しました。子どもの頃は、お盆の帰省から戻るとそろそろ夏休みが終わってしまう寂しさを感じていた頃ではないでしょうか? そんな夏休みを追体験できるSwitch用ソフト「なつもん!20世紀の夏休み」(なつもん)が販売中です。
なつもんは、「ぼくのなつやすみ」シリーズ(ぼくなつ)を作った綾部和さんの新作。これまでのぼくなつ同様、主人公とともに田舎町での夏休みを体験できるのですが、プレイ感覚はこれまでと大きく違います。
舞台となる「よもぎ町」とその周辺はオープンワールドで表現されていて、基本的にはどこにでも行けます。主人公は、サーカス団の子どもであるという設定のためか、壁や崖を難なく登り、海や川はスタミナ無視で無限に泳げます。成長すると空中で二段ジャンプを決めたり、天狗のマントがあればパラセーリングもできたり……とんでもない小学生です。
プレイ感覚は、ぼくなつというより「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」(ティアキン)。しかし、そんな人間離れした動きで探索するよもぎ町や、そこに暮らす人々とのふれあいからは、間違いなく小学生の“あの頃”を感じることができます。
夕暮れまで虫を追ったり、中学生のお姉さんにドキドキしたり……夏休みが終わりに近づくゲーム終盤には、一抹の寂しさを感じてしまいました。
ティアキンの操作感と自由度で小学生のときの夏休みを感じられるなつもんは、新しい形のオープンワールドゲームです。残りの夏、なつもんであの頃を思い出すのも一興かと思います。
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