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エアコン販売、上半期は前年比22%減 GfK調査
Gfk Japanが発表した2023年上半期の家電販売動向によると、エアコンの販売台数は前年比22%減の380万台だった。
調査会社のGfk Japan(東京都中野区)が8月17日に発表した2023年上半期(1〜6月)の家電販売動向によると、エアコンの販売台数は前年比22%減の380万台だった。22年は季節外れの気温上昇で第2四半期(4〜6月)にエアコンの販売が急伸していたことが影響した。
23年上半期は、6月最終週に東京で6日連続の猛暑日を記録するなど話題になったものの、全体としてはそれほど気温が上昇せず、販売は不調だったという。冷房能力別でも傾向に変化はなく、いずれの能力帯も前年から二ケタ減った。
平均価格は冷房能力の小さいエアコンを中心に前年を上回り、市場全体では6%上昇した。小部屋向けの2.2kWタイプが46%と全体の半数近くを占めた。
一方、22年の上半期は気温が高かったことに加え、折からの半導体不足などの影響で“エアコンの品不足”を懸念する声も上がり、需要は前倒し傾向に。実際の影響は限定的で、上半期の販売台数を引き上げた。
Gfk Japanは全国の家電量販店やカメラ専門店、ネット通販などからPOSデータなどを収集し、統計的な手法に基づいて全国市場規模相当に拡大集計している。
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