マンガの紙原画や資料、雑誌・単行本などの保存・収蔵を進める一般社団法人「マンガアーカイブ機構」(秋田県横手市)が9月から本格始動する。集英社や講談社、小学館など漫画出版社15社でで組織する「コミック出版社の会」が協力。産学官連携で、原画の整理や収蔵スペースを拡大などを進める。
機構は、横手市増田町の「増田まんが美術館」を拠点に5月1日付で設立。9月に公式サイトもオープンする予定だ。
増田町にある伝統的建造物・内蔵を活用した収蔵力強化や、京都府下での収蔵強化を目指す他、原画の整理や刊本のアーカイブ、調査研究を進める。
これまで、国が進める「文化庁メディア芸術連携基盤等整備事業」をベースに、産学官が連携して体制やスケジュールなどを協議してきた。今後も産学官連携をベースに「マンガ文化の向上と発展の一助となるよう今後も努力する」としている。
コミック出版社の会には、3社の他、秋田書店、KADOKAWA、スクウェア・エニックス、少年画報社、新潮社、白泉社、双葉社、リイド社、芳文社、日本文芸社、竹書房、宙出版が参加している。
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