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Amazon、「生成AI使ったら申告」をKindle出版ガイドラインで義務付け

Amazonは、Kindle用電子書籍出版サービス「Kindleダイレクト・パブリッシング」のガイドラインを更新し、生成AIでコンテンツを作成したら申告することを義務付けた。申告せずに生成AIコンテンツであることが判明した場合、削除される可能性がある。

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 米Amazonは9月7日(現地時間)、Kindle用電子書籍出版サービス「Kindleダイレクト・パブリッシング」のコンテンツガイドラインを更新し、人工知能(AI)コンテンツに関する条項を追加した。

 出版するコンテンツ(テキスト、画像、翻訳)を生成AIベースのツールによって作成した場合は、申告することを義務付ける。

 ガイドラインに従っていないことが判明したコンテンツは却下または削除される。

 なお、自分の作品をAIツールで編集、改良、エラーチェックした場合は、AI生成コンテンツとはみなさない。また、アイデア出しの段階でAIツールを使っても、最終的に自分でテキストや画像を作成した場合は対象外という。

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コンテンツガイドライン

 これは、Authors Guild(全米作家協会)が7月に公開した、AIのトレーニングに作家の作品を無断で使わないよう求める書簡を受けたものとみられる。

 Authors Guildは同日、Amazonのガイドライン更新を「われわれの懸念を考慮し、AI生成コンテンツの透明性と説明責任を確保するために重要なステップを実行した」として謝意を表した。

 Authors Guildは、「他の主要プラットフォームや出版社に対しても同様の透明性を促進するよう引き続き取り組む」としている。

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