9月21日に、メディアミックス作品「ウマ娘 プリティーダービー」とのコラボキーボード「ウマ娘×REALFORCE GX1 Keyboard」を発表した東プレ。同日から幕張メッセで開催中のゲーム展示会「東京ゲームショウ2023」では、外観サンプルも展示している。
キーボードとゲームのコラボというとよくある話に聞こえるが、東プレはこれまで、「REALFORCE」シリーズなどオフィスやプロユースなどの業務用製品を提供してきたメーカーだ。これまでも、海外向けにはサンリオと、国内でもスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジー」シリーズとコラボした例があるが、いわゆる美少女ゲームとのコラボは“意外な組み合わせ”といえる。
SNSでも「東プレがこんなことをするとは」「不思議な組み合わせ」などの反応が見られた同商品。東プレは一体、何を狙って今回のコラボを実現したのか。東京ゲームショウの現地で、同社に経緯を聞いた。
若者意識がコラボ実現 声掛けは東プレから
ウマ娘×REALFORCE GX1 Keyboardは、同社がすでに販売しているゲーミングキーボード「REALFORCE GX1 Keyboard」をアレンジしたモデルだ。
静電容量無接点方式のスイッチや、キーの作動点を調整できる「Dynamic mode」機能といった仕様はそのままに、ファンクションキーなどにキャラクターのイラストなどを印刷。方向キー周辺にもエンブレムをあしらった。価格は3万9600円(税込)で、すでに予約販売を開始している。発送は2024年3月下旬の予定だ。
同社によれば、ウマ娘とのコラボは若者層にREALFORCEを知ってもらうための試みという。「REALFORCEはオフィス向けのイメージが強く、そういった層には認知してもらっている。ただ、2016年ごろにゲーミングキーボードを始めてからはもっと若い層にもREALFORCEを知ってもらいたいと思っており、コラボなどを積極的にやっていこうという方針だった」(同社)
ゲーミングキーボードの開発当時から、様々なIPとのコラボを検討していたが、若者向けということからウマ娘が最もターゲットに届きやすいと判断し、ゲーム開発元のCygamesに提案したという。なお、東京ゲームショウで展示している同商品はあくまで外観のサンプルで、実際に触って試すことはできない。
【変更履歴:2023年9月22日午後6時59分】 記事中小見出しの社名に誤りがあったため訂正しました
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