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日立、生成AIベンチャーと協業模索 年末に向け事業化目指す
日立製作所が生成AIを活用したビジネス創出に向け、動きを本格化させている。同社は9月26日に、生成AI系のベンチャー企業6社を集めたピッチイベントを都内で開催した。
日立製作所が生成AIを活用したビジネス創出に向け、動きを本格化させている。同社は9月26日に、生成AI系のベンチャー企業6社を集めたピッチイベントを都内で開催した。
登壇したのは、東大松尾研発ベンチャーでLLMなどを開発するELYZA(文京区)、ソフトウェアテスト自動化ツール「Jenkins」作者の川口耕介さんが率いる米Launchable、個人の人格をコピーした「パーソナル人工知能」を開発するオルツ(港区)、生データを基に個人情報流出の恐れがないデータセットを作成するオーストリアのMostly AI、AutoML SaaSの米MoBagel、LLMを調整してAIチャットシステムを作るカサナレ(渋谷区)の6社。
日立側はグループ横断で立ち上げた、生成AIに関する横断チームが参加。金融、電力、小売、コンサルなど26部門から約200人が集まったチームという。今回の各ベンチャーとの議論などを基に、年末に向けて新規事業のプロジェクト化を狙う。
【訂正:2023年9月28日午後10時30分 Mostly AIの所在地をオーストラリアとしていましたが、正しくはオーストリアでした。おわびして訂正いたします。】
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