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新macOS「Sonoma」のウィジェット機能に、オジサンがピンと来ない理由:小寺信良のIT大作戦(1/3 ページ)
「macOS Sonoma」が9月27日に公開された。大きな進化として注目されているのが、iOSと同じようにデスクトップのどこにでも「ウィジェット」を配置できる機能だ。しかし、ずっとコンピュータを扱い続けてきたオジサンからすれば「デスクトップにウィジェット」が今さら新機能として紹介されても、ピンと来ない。その理由をmacOSの歴史と共にお伝えしたい。
2023年6月のWWDCで発表されていたmacOSの新バージョンが、9月27日付けで公開された。バージョンは14となり、「macOS Sonoma」と呼ばれる事になる。
新機能についてはすでに多数のニュースメディアが報じているところだが、大きな進化として注目されているのが、iOSと同じようにデスクトップのどこにでも「ウィジェット」を配置できる機能だ。
これまでmacOSでは、こうした小機能は画面右上に表示される「通知センター」にまとめられており、必要に応じてメニューバーから呼び出す方式だった。これがウィジェット化したことにより、お気に入りの機能を常時デスクトップ上に固定できるようになった。
デスクトップOSのスマートOS化とも思える機能だが、1984年に就職して以来ずっとコンピュータを扱い続けてきたオジサンからすれば、「デスクトップにウィジェット」が今さら新機能として紹介されても、ピンと来ない。その理由を、macOSの歴史と共にお伝えしたい。
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