速報
Google、生成AIによる著作権訴訟リスクで企業顧客に補償
Googleは、Google CloudとWorkspaceで提供している「Duet AI」などで生成するコンテンツについて、著作権訴訟リスクを補償すると発表した。Adobe、Microsoftに続くものだ。
米Googleは10月13日(現地時間)、企業向けのGoogle CloudおよびWorkspaceの顧客に対し、これらのプラットフォームで生成されたコンテンツをめぐって著作権侵害で提訴された場合、「潜在的な法的リスクについて責任を負う」と発表した。補償義務をAI生成コンテンツにも適用する。
補償は、Google WorkspaceとGoogle CloudのDuet AIで生成されたコンテンツに適用される。
訴訟が生成された出力に由来するものに関するのか生成AIモデルを作成するためのGoogleによるトレーニングデータの使用に由来するものであるかに関わりなく、補償する。ただし、顧客が他社の権利を侵害する目的で意図的に生成AIを利用する場合は対象外としている。
企業顧客向けの同様の補償は、米Adobeや米Microsoftも発表している。
関連記事
- Google、AI検索「SGE」に画像生成と文書下書き機能を追加
GoogleはGoogle検索の生成AI機能テスト「SGE」に、画像生成と文書下書きの2つの機能を追加した。画像生成は同社のImagenを採用し、結果にはラベルと透かしが追加される。 - 生成AI「Duet AI for Google Workspace」の提供開始
Googleは、Microsoftの「Microsoft 365 Copilot」と競合するオフィススイート向け生成AIツール「Duet AI for Google Workspace」の提供を開始した。企業ユーザーは無料トライアルに参加できる。大企業向けの価格設定は、Microsoftと同じだ。 - Google I/O 2023基調講演まとめ
Googleが5月10日に開催した年次開発者会議「Google I/O」で発表されたことを時系列にまとめた。約2時間20分という例年より長いイベントでは主にAIの取り組みについて語られた。 - Google I/O 2023基調講演まとめ
Googleが5月10日に開催した年次開発者会議「Google I/O」で発表されたことを時系列にまとめた。約2時間20分という例年より長いイベントでは主にAIの取り組みについて語られた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.