アンカー、発火のおそれでバッテリー回収中の機種拡大 ロボット掃除機、ポータブル冷蔵庫など
アンカー・ジャパンは16日、発火の報告が数件あったとして回収を進めていたロボット掃除機などのバッテリーについて、対象範囲が広がったと発表した。
アンカー・ジャパンは10月16日、発火の報告が数件あったとして回収を進めていたロボット掃除機などのバッテリーについて、対象範囲が広がったと発表した。4月に発売したばかりのポータブル冷蔵庫も対象になった。
ロボット掃除機は8月に発表した8製品に加え、新たに「Eufy RoboVac G30」(ホワイト)を追加。また前回も対象機種に含まれていた「Eufy RoboVac 15C」(ホワイト)はシリアルナンバーと対象製品を販売していた期間が広がっている。
ポータブル冷蔵庫は、4月19日以降に販売した全ての製品が対象となった。機種は「Anker EverFrost Powered Cooler 30/40/50」および別売の純正スペアバッテリー「Anker Detachable Battery for Powered Cooler」。
アンカーはユーザーに対し、オンライン受付フォームもしくは電話受付で交換手続きを行うように求めている。該当する製品かどうかは、受付フォームにシリアルナンバーを入力すると分かる。
対象製品が増えた原因についてアンカーは、「原因究明に向けさらなる調査を実施した結果、対象バッテリーの搭載製品が追加で判明した」と説明している。
アンカーは8月にロボット掃除機など8製品に採用したバッテリーの一部で発火などのトラブルが発生しているとしてバッテリーの自主回収を発表していた。原因は、部品製造業者が確認したバッテリーを再度組み立てる際に手作業で行ったため、一部バッテリーセルで正極層、負極層、セパレーターのずれなどが発生。内部で短絡する可能性がある状態で出荷されたという。この業者との取引は終了している。
アンカーは「部品製造業者に対してAnkerグループ側の管理および監督体制が不十分だった」と説明。今後の対策として「部品製造業者の選定基準を再度見直し、他の部品製造業者の工場の調査を実施する。選定基準の厳格化も迅速に進めている」と説明している。
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