音割れを回避できるワイヤレスマイク、RODE「Wireless Pro」国内発売 「32bit float」対応
銀一が、豪RODE Microphonesの新型ワイヤレスマイク「Wireless Pro」を、10月27日より国内販売する。価格は6万8200円で、リアルタイムの音声伝送に加え「32bit float」での内部記録にも対応。ゲインを後から調整できる
銀一は10月23日、豪RODE Microphonesの新型ワイヤレスマイク「Wireless Pro」を国内で販売すると発表した。価格は6万8200円で、10月27日に発売する。
マイクを内蔵した2台の送信機と、カメラなどに接続する1台の受信機がセットになったワイヤレスマイクシステム。「シリーズIV 2.4GHzデジタル伝送」と128bit暗号化による「ニアゼロレイテンシーコーデック」を採用し、見通しで最大260mの伝送が可能。すでに販売している「Wireless GO II」や「Wireless ME」と互換性があり、これらの送受信機を組み合わせて使うことができる。
受信機に音声伝送しつつ、送信機本体に32GBのストレージを内蔵することで最大40時間の単体音声記録(オンボード録音)も可能。内部記録は32bit float収録に対応し、収録時のゲイン調整が不要。編集時にゲインを調整できるため、音割れを簡単に回避できるという。自動でゲインを調整する「ゲインアシスト機能」、入力音声を-10dB下げたバックアップ音源を右チャンネルから出力する「セーフティチャンネル機能」も備える。
また、オンボード録音は、起動中は常に録音するモードと、送信機のRECボタンで開始するモードを選択可能。不具合で受信機と接続できない場合でもバックアップを確保できる。タイムコード出力(23.98〜30fps)による音声と映像のシームレスな同期も可能だ。オーディオインタフェースの機能もあり、PCやスマートフォンを接続してマイクの音声データをデジタル入力させることもできる。
送信機には、内蔵マイク、充電に使うUSB Type-C端子、ラベリアマイクなどを接続するための3.5mm TRS ロック式コネクターを搭載。受信機には、液晶モニター、USB Type-C端子(充電用とPC接続)、ライン/ヘッドフォン出力用の3.5mm TRRS端子を内蔵する。バッテリーは送受信機ともに最大7時間の駆動が可能で、受信機のディスプレイから送受信機のバッテリー残量が確認できる。
Wireless GO IIまで付属されていなかった、充電ケースや2本のラベリアマイク、ウィンドスクリーンなど各種アクセサリーを同梱。それらを収納するためのアクセサリーケースも付属する。
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