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大阪市にメール届かない問題、「メールシステムのセキュリティ過剰反応」が原因
外部から大阪市のメールアドレスあてに送信されたメールが不達になっていた問題は、「メールシステムのセキュリティ対策が過剰反応したことが原因だった」という。
大阪市は10月25日、外部から大阪市のメールアドレスあてに送信されたメールが一時、不達になっていた問題で、「メールシステムの構成変更に当たりメールの経路を切り替えた際、セキュリティ対策が過剰反応したことが原因だった」と発表した。
切り替え前の経路に戻すことで復旧した。再び切り替える際は、メールシステムの機能が過剰反応しない対策を講じて再発防止に努めるとしている。
10月14日午前から16日午前にかけ、大阪市のメールアドレスあてに外部(インターネット・LGWAN・公営企業)から直接送信されたメール4732件と、「所属ごとお問い合わせフォーム」から入力された問い合せ70件、「区政・市政へのご意見(市民の声)」からの意見2件が届かなかった。
送信されたメールの内容は確認できなかったが、送信元アドレス、送信日時、あて先アドレスは確認できたため、送信者・申請者に謝罪し、再度送信を依頼するメールを送った。また、メール送信先の所属・職員には、不達だった差出人などの情報を連絡した。
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