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JR新宿駅、混雑を抑制する「ラウンドアバウト歩行」2度目の実験 定着目指して長期化、案内は派手に
JR東日本は9日、新宿駅南口で歩行者が一方向に動くことで安全でスムーズな乗り換えにつなげる「ラウンドアバウト歩行」の2度目の実証実験を行うと発表した。
JR東日本は11月9日、新宿駅南口で歩行者が一方向に動くことで安全でスムーズな乗り換えにつなげる「ラウンドアバウト歩行」の2度目の実証実験を行うと発表した。11月15日から12月1日まで、新宿駅南口13・14番線階段付近のコンコースで実施する。
13/14番線から各方面へ乗り換える人と、小田急線乗り換え口から出てきた人が交差しないよう、エレベーターを中心に反時計回りに一方通行とする。7月に行った最初の実証実験は3日間だったが、今回は17日間と長くして定着を目指す。
また前回実験でポスターやデジタルサイネージ(案内ディスプレイ)があまり乗降客に認識されなかったことを踏まえ、今回は混雑度に応じてディスプレイの表示が変化する仕様に。混雑時には赤くなり、表示した矢印が高速で回転してラウンドアバウト歩行の必要性をアピールする。さらに床にも矢印シートを貼って乗降客を誘導する。
周辺には、前回と同様、ポスターを掲示し、ラウンドアバウト歩行の周知と誘導を図る。また前回と同じく効果検証のためのカメラとLiDARセンサーを設置する。
ラウンドアバウトは欧州発祥の交差点の形式の1つで、日本語では「環状交差点」と呼ばれる。中心となる場所の周りを車両が一方向で周回しつつ、行きたい方向へ離脱していく形で、合流と分岐を繰り返すことで、より安全に進行方向を変えられるという。
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