配信ツール「OBS Studio 30.0」正式リリース 低遅延配信「WHIP」に対応 セーフモードなども追加
オープンソースの動画配信ツール「OBS Studio」に、新バージョン「OBS Studio 30.0」が登場した。低遅延配信を実現するWHIP/WebRTCへの対応や、ステータスバーのUI刷新など、複数の新機能が追加されている。
オープンソースの動画配信ツール「OBS Studio」に、新バージョン「OBS Studio 30.0」が登場した。低遅延配信を実現するWHIP/WebRTCへの対応や、ステータスバーのUI刷新など、複数の新機能が追加されている。
OBS Studio 30.0では、リアルタイムでの映像・音声コミュニケーションを実現する「WebRTC」と、WebRTCをベースにした配信向けプロトコル「WHIP」に対応。これまで低遅延配信は、米Microsoftが手掛ける「FTL」をサポートしてきたが、WHIPの導入により2024年5月以降のリリースで削除される予定という。
再設計されたステータスバーは、より認識しやすいアイコンを採用した他、チャットなどのドックに「フルハイト」のオプションを追加。OBSのウィンドウと同じ高さにすることができる。また、YouTubeへのストリーミング向けに「YouTube Live Control Room Panel」追加した。
その他、サードパーティープラグインやスクリプトなどを省いて起動するセーフモード、LinuxでのIntel QSV H264/HEVC/AV1のサポート、Windowsでの起動時間を改善するシェーダーキャッシュ、macOSでのアプリケーションオーディオキャプチャ追加/仮想カメラの刷新、Decklinkデバイスの10bitキャプチャ/出力時のHDR再生のサポートなどに対応する。
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