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AWSに新しいコスト最適化機能 リージョン・アカウント横断で料金を確認・変更可能
米Amazon Web Servicesが、新しいコスト管理機能「Cost Optimization Hub」(コスト最適化ハブ)の提供を始めた。
米Amazon Web Servicesは11月26日(現地時間)、新しいコスト管理機能「Cost Optimization Hub」(コスト最適化ハブ)の提供を始めた。コストに関連する情報を、組織内の複数のリージョン・アカウントをまたがって確認し、料金を最適化できるという。
既存のコスト管理サービス「AWS Cost Explorer」や「AWS Compute Optimizer」などで提供する、コスト最適化に必要な機能を集約。「使われていないリソースの検出、リソースの適正化、オプションの購入などを、データの集約や処理なしに実施できる」という
例えば、現在のコストを確認した上で不必要な仮想サーバを停止したり、性能を変更したりできる。あらかじめ一定期間の利用を確約することで安くサービスを使える「リザーブドインスタンス」の購入も可能だ。サーバの停止や変更によって減らせるコストの想定値も分かるという。Cost Optimization Hubは全ユーザーが無料で利用できる。
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