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Microsoft、Igniteで発表の小規模言語モデル「Phi-2」をAzureでリリース

Microsoftは、SLM(小規模言語モデル)の「Phi-2」をAzureでリリースした。27億パラメータだが、複数のベンチマークでMetaの「Llama 2」の700億パラメータモデルやGoogleの32億パラメータの「Gemini Nano 2」を上回った。

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 米Microsoftは12月11日(現地時間)、11月開催の「Ignite 2023」で発表したSLM(小規模言語モデル)「Phi-2」をリリースしたと発表した。AIサービスの開発プラットフォーム「Azure AI Studio」のモデルカタログで利用できる。

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Ignite 2023で「Phi-2」を発表するサティア・ナデラCEO(画像:Microsoft)

 SLMは、米OpenAIのGPTのような、汎用性はあってもトレーニングに膨大なリソースがかかるLLMとは異なる小規模な言語モデル。

 Microsoftはまず6月、コーディング用に最適化された13億パラメータの「Phi-1」を発表。このモデルはベンチマークで、最大10倍のモデルを上回っていた。

 Phi-2は27億パラメータで、常識、言語理解、論理的推論で性能を発揮するという。ベンチマークでは、米MetaのLlama 2の700億パラメータモデルを幾つかの分野で上回っている。

 また、米Googleが7日に発表した生成AIモデル「Gemini 1.0」の小規模モデル「Gemini Nano 2」(32億パラメータ)と比較しても、同等あるいは上回るとしてる。

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ベンチマーク結果(Microsoftの公式ブログより)

 Phi-2はリリースはされたが、研究目的のみで使うよう明記されている。


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