速報
ITC、米国での「Apple Watch」販売禁止措置停止を求めるAppleの申立を却下
米国際貿易委員会(ITC)は、ハイエンド「Apple Watch」輸入禁止命令に対するAppleからの停止申し立てを却下したと発表した。禁止命令は12月26日に発効する可能性が高い。
米国際貿易委員会(ITC)は12月20日(現地時間)、ハイエンド「Apple Watch」輸入禁止命令の停止を求める米Appleの申し立てを却下したと発表した。
ITCは10月、SpO2センサー搭載のApple Watchが米医療技術メーカーMasimoの特許を侵害していると判断し、12月26日に「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」の輸入(販売)禁止措置を発効するとしている。
Appleは、ITCの判決に控訴しており、控訴中は禁止措置を停止するよう申し立てた。
同社は18日、米国での「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」の販売を24日から完全に停止する計画を明らかにした。控訴中にソフトウェアの変更などで禁止回避を図ったとみられる。
なお、この禁止措置は米国でのみ有効で、日本を含む他の国や地域は無関係だ。
ITCによる輸入禁止措置は現在、大統領審査期間中で、この期間は25日に終了する。ジョー・バイデン大統領が拒否権を発動すれば決定が覆る可能性はまだある。
関連記事
- Apple、米国でのSpO2機能搭載Apple Watch販売停止へ ITCによる禁止に先手
Appleは、米国での「Apple Watch Series 9」と「Apple Watch Ultra 2」の販売を12月中に停止する計画だ。日本を含む米国以外での販売には影響しない。 - ひと足お先に「iPhone 15」と新作「Apple Watch」を体験してみた 写真たっぷり現地からレポート
9月12日(現地時間)、米カリフォルニア・クパチーノのApple本社、Apple Parkで開催された発表会で「iPhone 15」シリーズに加え、「Apple Watch Serise 9」「Apple Watch Ultra 2」に実際に触れることができたので、そのファーストインプレッションをお届けしよう。 - Apple Watchに「Series 9」「Ultra 2」登場 画面に触れずに“指で操作”できる新機能も
米Appleは9月12日(現地時間)、新型スマートウォッチ「Apple Watch Series 9」「Apple Watch Ultra 2」を発表した。 - 米ITC、Appleの旧モデルiPhoneなどの販売差し止めを決定
AppleとSamsungが世界中で争う特許訴訟の1つで、米国際貿易委員会(ITC)がAppleに対し、AT&Tが販売するiPhone 4Sなどの旧モデルの販売差し止め命令を出した。Appleは異議を申立てるとしている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.