さようならWindows Mixed Reality──Microsoftが廃止を発表
Microsoftは2015年に「Windows Holographic」として立ち上げ2017年に改名した「Windows Mixed Reality」をWindowsクライアントの非推奨機能リストに追加した。今後更新せず、将来のWindowsリリースで削除する予定であることを意味する。
米Microsoftは12月21日(現地時間)、「Windows Mixed Reality」を「Deprecated features for Windows client」(Windowsクライアントの非推奨機能)リストに追加した。このリストに追加されるのは、今後更新されず、将来のWindowsリリースで削除される予定であることを意味する。
同時に、「Mixed Reality Portal」アプリと、SteamVR向けのWindows Mixed Realityもリストに追加された。
Microsoftは2015年1月、Windows 10搭載HMD「HoloLens」とホログラフィック技術「Windows Holographic」を発表した。同社は2017年にこの技術をWindows Mixed Reality(以下「Windows MR」)に改名した。
Windows MRは、MicrosoftのHoloLensの他、AcerやDellなどのMRヘッドセットに搭載され、VRゲームやアプリのポータルとして機能している。
Windows MRを牽引していた“HoloLensの父”アレックス・キップマン氏が昨年6月にセクハラの申し立てを受けて辞任したと報じられた後、Microsoftは大規模リストラでMRプロジェクトの多くの従業員を削減した。
その一方で、Microsoftは米Metaとの提携で、XRヘッドセット「Meta Quest」シリーズにOfficeアプリとXboxのゲームを対応させ、Microsoft MeshによるMicrosoft TeamsのVR会議は存続させている。
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